ご挨拶 1周年を迎えました
当クリニックは2月10日に開業1周年を迎えました。開院間もなくコロナ禍に見舞われることとなりましたが、在宅ニーズの高まりを追い風にして、何とか軌道に乗ることができました。連携する事業所の皆様や応援してくださる皆様に、心から感謝を申し上げます。
この1年で、122名の在宅患者さんとご縁をいただき、50名あまりの患者さんのお看取りに関わらせていただきました。開業して間もないクリニックではありますが身に余るほどの感謝や応援のお言葉をいただき、日々在宅医療に携われる喜びを感じています。中でも印象に残っているのは、くれよんの理念に共感してくださったご遺族が「父のいなくなった後、自分たちの色を探していきます」とのお言葉をくださったことです。少しずつではありますが、私たちの想いが地域の皆様に認知され、受け入れていただいているのを感じました。くれよん在宅クリニックは「そのひと色の人生」を支えるために、これからも歩み続けます。
新型コロナウイルス感染の第3波を受け、富山市の在宅へのニーズはさらに高まっています。現在、当クリニックは医師1名体制のため、これ以上の患者さんをお引き受けできない心苦しさを感じると同時に、地域の在宅医不足のために家に帰れない、家にいられない、家で十分な医療を受けられない、そんな未来に危機感を感じています。今後、在宅医療に携わる医師やともに働く仲間が増えることを願って、研修の場としての機能を地域に提供できるよう、2年目のくれよんが新たにスタートします。
これからも、くれよん在宅クリニックをよろしくお願いいたします。
くれよん在宅クリニック
スタッフ一同